当社の強み

当社はおかげさまで「一緒に仕事がしやすい」とご好評をいただき、年々お客様の輪が広がっています(第13期・年間顧客数124社)。当社の強みは何なのか、自分たちで考えても、もうひとつわかりませんでした。そこで、思い切って、「メディアインパクトの強みは何ですか?」とお客様にお聞きしたところ、以下の3つの強みが浮かび上がってきましたのでご紹介します。

お客様にお聞きした、弊社の「3つの強み」

Web制作会社は、設備投資もパソコンやオフィスくらいで参入障壁も低く、たくさんの同業の会社さんがおられます。そんな中、弊社に継続的にお仕事をご依頼いただいたり、はたまた、お客様をご紹介してくださる会社様が後を絶ちません。「どうして弊社にご依頼いただけるのですか?」と率直にお聞きすると、以下の3つの強みが浮かび上がってきました。

1.まずは「相談力」

お客様は、Webの専門家の方ではありません。「こんなことを聞いても良いのかな?」、「依頼できるかどうかもわからないけれど、聞きたいことがある」、そんな状況はしばしばあると思います。Webのことで困っている方がおられるときに、弊社がまず考えるのは「どうすればお力になれるだろうか」ということです。ご相談いただいた後にご依頼いただけるかどうかは全く考えずに、どうすれば目の前で困っておられる方の問題を解決できるかだけを考えます。自社の都合ではなく、お客様のご状況やお立場、お客様やその周囲の皆様の未来のことに思いを馳せ、末広がりな方向性を見出せるように、誠実なご相談相手としてご一緒させていただくことを大切にしています。

このような行動の積み重ねが、お客様との信頼関係を生み出し、何か困ったことがあったり、気になることがあれば、すぐに弊社のことを思い出していただき、継続的にご依頼いただいたり、安心して周囲の皆様にご紹介いただける会社として、みなさまにご愛顧いただいています。

2.次に「柔軟性」

相談力によって疑問や不安が解消され、いざご依頼をいただいた場合に大切になるのが「柔軟性」だと思います。実際に仕事を進行すると、当初は思っていなかったような良いアイデアを思いついたり、「もっとこうしたい」と思うような場面になることはしばしばあると思います。また、納品後、少し時間が経つと、納品時点では最新だった情報も、少しずつ実態と乖離してくるところも出てくると思います。そうしたときに、もともと想定していなかった機能やページを作ったり、ホームページ上の文字を少し打ち替えるという話が、別途お見積やご予算のお話に直結してしまうことは、弊社はあまり末広がりだとは思いません。さほどコストを要せず直せるものや、他の予算とのバランスを調整すれば対応できるものであれば、予算内やサービスで対応させていただくほうが、信頼関係も高まり、お互いに気持ちよくご一緒いただけると思います。

もちろん、どうしても工数を要してしまうものについてはお見積させていただかないといけないのですが、できるだけ費用を発生させずに、必要な仕事を初期費用の範囲内で実現して、末永くご一緒させていただく関係性を作ることを目指しています。

3.最後にもちろん「技術・ノウハウ」

「相談力」や「柔軟性」があっても、「技術・ノウハウ」がなければ、信頼いただける仕事はできません。弊社は創業以来ずっと、お客様のニーズにお応えしながら、Web制作技術を連鎖的に応用し続けて進化してきています。「良い仕事をしてくれてありがとう!」「相談した時点ではできるかわからなかったけど、実現できて本当によかった!」というお喜びの声をいただいたり、成果があがってご一緒に喜びを分かち合うことが、弊社一同の最大の喜びです。

補足:Web制作技術の連鎖的な応用と、強みを実現する「人」や信頼関係

当社のサービスは2007年の創業時にはWebサイト制作のみ、使える技術はHTML+CSSしかありませんでした。しかし、Webサイトを制作するだけではなく「制作後のWebサイトの成果を高めてほしい」というお客様のご要望にお答えして2008年には「企業外Web担当者サービス」と銘打って、SEO対策や情報発信提案・更新作業代行、リスティング広告運用、SNS運用などの一式を請け負う顧問契約サービスをスタートさせました。顧問契約サービスを通じて、お客様のサイトの検索順位は「地域+サービス名」では常に1位をキープし、Webサイトからそのお客様の仕事の誠実さが伝わってくるような、「インターネット上での接客・営業窓口」としてのWebサイトを実現することに力を注いできました。

2012年以降、「自社でも情報を更新したい」、「選択条件に応じて選択できる項目が動的に変化するような申込みフォームがほしい」、「ショッピングサイトを制作してほしい」、「クレジットカード決済を導入できないか」などのさまざまなお客様にお応えして、HTML+CSSの技術を前提として利用するサーバサイドプログラミング言語PHPおよびクライアントサイドプログラミング言語JavaScript(特にjQuery)の技術を獲得し、HTML+CSSだけでは対応できなかったような高度なWebサイトの制作ニーズにも応えられるようになりました。それらの技術については、当社代表の宮嶋が京都コンピュータ学院にて「Webプログラミング」および「PHP実習」をそれぞれ各期全15回(1回あたり180分)で授業を担当しています。

2013年以降、スマートフォンやタブレット端末を多くの人々が利用するようになってからは、スマートフォン版/タブレット版のWebサイトの制作ニーズが高まりました。スマートフォンおよびタブレット版のWebサイトやアプリの制作には、PC版のWebサイト制作の技術(HTML+CSS+JavaScript+PHP+MySQL)が応用可能でしたので、当社はその技術を応用して、既存のPCサイトのスマートフォン対応案件や、PC/スマホ両対応(レスポンシブWebサイト)の新規制作サービスを開始し、特に若年層ターゲットのWebサイトでは功を奏しました。

さらに、2015年以降にはスマートフォンアプリに対するニーズが高まり、スマートフォン版Webサイト制作の技術を応用してiPhone版/Android版のアプリを同時開発可能なハイブリッドアプリ制作サービスを開始し、カメラ機能と連動したAR(拡張現実)アプリや、現在地情報と連動した地図連動アプリの開発サービスを開始しました。「PC版Webサイト、スマートフォン版Webサイト、スマートフォン版アプリを3つ同時開発してほしい」というニーズに一挙にお応えすることで、制作期間やコストを低減させることにも成功しました。

また、Webサイトの成果をさらに高めるための方策として、「ゲーミフィケーション」の考え方とJavaScriptの技術を応用して、ゲームエンジンenchant.jsの技術を獲得してブラウザゲームの制作も開始しました。自社開発のブラウザゲーム「KYOTO TANOJI QUEST」をきっかけに当社のことを知っていただき受託やご紹介をいただく機会もありました。ドット京都ドメインのポータルサイト「ドット京都.kyoto」ではJavaScriptの3Dライブラリであるthree.jsを利用して360度表現にも挑戦しました。ブラウザゲーム開発経験を活用して、当社の宮嶋清人は京都コンピュータ学院で「Webゲームプログラミング」の授業を各期全15回(1回あたり180分)開講しています。

2017年以降、Webサイトを広報・販売促進ツールとしてだけではなく、「生産性向上ツールとして活用したい」というニーズが高まり、WordPressの管理画面上で既存業務で管理していたExcel等の各種データを管理できるよう、顧客・会員管理や申込・予約・決済管理等を行えるようにカスタマイズして、年間で数十~数百時間の作業効率化・生産性向上につながるようなWebサイト(Webシステム)を提供させていただく案件の実績を重ねてきています。「もしかしたらこういうこともWebを使えば効率化できるかも?」というご相談をいただき、Web技術を応用してお応えすることで、お客様の手間を削減し、本当に人間にしかできない本質的な業務に集中していただけるお手伝いをさせていただくことにとても価値を感じています。

2020年以降、ブラウザゲームのニーズはさらに高まりました。特に、研修会社の方が従来は対面で実施していた研修教材を、オンライン研修として実施できるように、研修教材をオンライン化するご依頼が連続するようになりました。ボードゲーム、すごろく、カードゲームなどをオンライン化・ブラウザゲーム化することは、単にオンラインで実施できるというメリット以上に、データ管理、ライセンス管理、多言語対応、煩雑なルールへの対応など、さまざまな付加価値を加えることができました。研修教材は素敵な人材の育成につながり、素敵な人材の育成は、素敵な地域や社会作り、ひいては全世界の信頼関係の増幅につながり、社会に安心を作ることにつながると思います。

当社は今後も、これまでに培った技術・ノウハウを連鎖的に応用して、顧客ニーズに併せて柔軟に変化し続けて参ります。そして、より付加価値の高い・独創性のある仕事の提供を目指すとともに、幅の広い技術を社内に保有し積み重ねて参ります。創意工夫や試行を重ねて変化し続け、お客様や社会の役に立ち続けられる会社であろうと思います。

もちろん、当社の強みを支える根幹にあるのは、人、そして信頼関係です。信頼関係が当社の経営戦略の全ての礎になっています。社内はもちろん、協働してくださっている取引先の皆さまやお客様の皆さまが、それぞれに他者を思いやることのできる誠実な方々ばかりです。創業以来、大変多くの心ある皆さまに支えていただきました。皆さまの支えなしには事業の継続は不可能でした。こうした信頼関係を無形固定資本とし、模倣困難で持続的な競争優位を実現するための経営資源として活用させていただきながら、社会の公器として善い仕事を提供し続けて参ります。これまでも当社へのご支援をいただき、本当にありがとうございました。周囲の皆さまから、快く「これからも当社とお付き合いしたい」と思っていただけるよう、誠実に励んで参ります。