自社のホームページはついつい後回しに
「Web制作会社たるもの、お客様のWebサイトで成果を出してなんぼ」、「ホームページは作っておしまいではなく、公開してからが勝負」と常々お話している当社。しかし、お客様のWebサイトの更新・改善を優先するあまり、自社のことはついつい後回しになっていました(それまでは2~3ヶ月に一度程度の更新)。「これではいかん」ということで昨年12月中旬から、自社サイトの更新・改善に力を入れ始めました。
その結果を「手付かずだった自社サイトのSEO対策結果【第1弾】」というコラムでお伝えしましたが、今回はそこからさらに5ヶ月間経過しましたので、今回はその結果をまとめてみたいと思います。
やったこと
「新着情報・コラム」および「新着実績」の更新(月2件程度)
結果
対策前 (2017.11.15 ~2017.12.15) | 対策後:第1弾 (2018.1.15 ~2018.2.15) | 対策後:第2弾 (2018.6.15 ~2018.7.15) | |
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セッション数(≒アクセス数) | 188回 | 351回 | 460回 |
ページビュー数 | 592回 | 1254回 | 1023回 |
直帰率 | 43.16% | 37.11% | 59.78% |
平均ページビュー | 2.99ページ | 2.18ページ | 2.22ページ |
平均滞在時間 | 1分3秒 | 2分30秒 | 1分09秒 |
Google検索経由でのアクセス | 92回 | 156回 | 432回 |
Google検索結果への表示回数 | 4,558回 | 22,496回 | 43,106回 |
Google検索での平均掲載順位 | 57位 | 51位 | 46位 |
検索キーワードの種類数 | 297種類 | 645種類 | 2263種類 |
Webサイト経由の相談・依頼数 | 1件 | 1件 | 1件 |
アクセス数は月に460件と、対策前の約2.5倍、対策後からは1.3倍程度に伸びました。月2件程度の更新(それも、さほど訴求力の高くない、お知らせ記事)でも、確実にGoogleの検索結果での表示回数増・順位向上・クリック向上・キーワード種類数向上に貢献している印象です。サイト経由での依頼も、商談・見積提案を終えており、受注できればとても末広がりな案件です。Webサイトがちゃんと機能してきているのを感じます。
(Google検索結果への表示回数の推移。2017年末に少しずつ手を入れ始めて増加傾向になり、2018年1月23日に記事投稿を本格化して移行はさらに伸びています。)
【再掲】SEO対策は今後もやります。王道で。
もともとやっていなければ結果が出るのは当たり前なのですが、まだまだやるべきことはたくさんあります(スマホ対応、各ページ記載内容充実、固定ページと記事ページの連動、発信するべき情報の発信、etc.etc.etc.)し、この程度のアクセス数では話にならないので、今後も取り組んでいきます。Webサイト経由の新規依頼はこれまで年間に1件あるかないかでしたが、今後は月に最低でも1件、年間で20件くらいは獲得していき、紹介のみで行ってきた営業スタイルから脱却していきます。昨日のChromeのアップデートにより、https対応もますます重要度を増しています。当社のサイトも対応しなければなりません。
一連の対策は、狭義の「検索エンジン最適化(SEO)対策」(検索エンジンでの順位表示を向上させるための一連の対策:外部SEO対策と内部SEO対策とに大別されます)として考えれば、ほとんどが内部SEO対策ですが、当社では広義のSEO対策を非常に重視していて、今回の一連の施策も広義の(≒王道の)SEO対策といっていいものだと思います。
当社の考える王道のSEO対策とは、検索エンジンの検索結果にただ上位表示されれば良いというものではなく、人間が検索結果を見て「このサイトは役に立ちそうだな」と感じられるようなページタイトル・説明文が付与されているかどうかや、実際にアクセスしたときに「このサイトは自分の求めていたサイトだ」と感じてもらうために、サイト内のユーザビリティ、可読性、見出し設定、ページ構成、デザインなどが適切であるかどうかといった、「人間にも、検索エンジンのロボットにも、使いやすいように最適化されているかどうか」という点を追求するための一連の対策のことであり、この対策が、Webサイトの成果を挙げていく上でも非常に大切だと思っています。このようなサイトであれば、Googleが提供しているウェブマスター向けガイドラインにも適合しますし、Googleの検索スコアの評価アルゴリズムが多少変わろうとも、サイトの評価が揺らぐことはないはずです。成果を上げるためには、検索結果で上位表示されてアクセスを増やすだけではダメで、アクセスしたユーザに目的を達成してもらわなければならないです。
増してや、Web制作業界は参入障壁も低く、また、ただ単にホームページを作るというだけなら無料のWebサービスで十分な時代になってきました。今後、Web制作会社が生き残っていくためには、お客様や時代のニーズに応じて、サービスの内容を柔軟に変化させなければいけないと思いますし、その変化の方向性は、積み重ねてきた技術・ノウハウを連鎖的に応用して実現する、さらに付加価値の高い・成果を高める(売上が上がる/管理の手間が減る/便利になる)ようなサービスに向かわなければならないと思います。SEO対策にしたって開発物にしたって、「自社のサービスを自分たちも使いたい!」と思えなければ、自信を持ってお客様におすすめすることもできません。自社サイトでいろいろと試して(例:マーケティングオートメーション(MA)ツールによる成果向上サービス)、もっと皆さまのお役に立てるよう・立ち続けられるように努めさせていただきます。
同様の状況で、改善したい方はぜひご相談ください
上記のように、Webサイトの一部を改善して、情報発信を適切に行っていくだけで、効果は確実にあがってきます(但し、検索エンジンにサイトが正当に評価されるように作られている/コーディングが適切であることが前提です)。
自社サイトがずっと放ったらかしになっていて、しかし、Webサイト経由での問合せ数を増やしていきたいと考えている方は、ポイントを押さえて改善策を実施すれば如実に結果につながりますので、ぜひ対策を始めてみてください。こうした対策の1つ1つが、良質な情報を人々(社会)に届けることにつながり、自他ともに反映していくための道につながると思います。もちろん、当社へのご相談・ご依頼も可能です。お気軽にお問い合わせくださいませ。